「大玉」で選ぶ花火大会 - 尺玉・二尺玉・三尺玉・四尺玉が上がる大会
夜空を埋め尽くす「大玉」の迫力を体感できる花火大会を厳選。号数と大きさの早見表つきで、世界最大級の正四尺玉(こうのす・片貝)から、正三尺玉(蒲郡・長岡)、海上三尺玉(熊野)、二尺玉(神明)まで、2026年の開催日とともに紹介します。

はじめに——一発で夜空を支配する「大玉」の迫力
スターマインの華やかさもいいけれど、花火の醍醐味を一発で味わえるのが**「大玉(おおだま)」**です。頭上いっぱいに開き、数秒遅れて腹に響く炸裂音——その圧倒的なスケールは、大玉でしか味わえません。
花火の大きさは**「号数(尺貫法)」**で表します。1尺=約30cmで、**10号玉=一尺玉(尺玉)**を基準に、二尺・三尺・四尺と大きくなります。号数が上がるほど玉も打ち上げ高度も開花の直径も跳ね上がり、四尺玉ともなれば開花直径は約800m、重量は400kgを超えます。
この記事では、そんな大玉を打ち上げる花火大会を、玉の大きさ別に厳選しました。掲載の情報は公式・信頼情報で確認済みです。
号数と大きさの早見表
| 号数 | 呼び名 | 玉の直径 | 開花直径の目安 |
|---|---|---|---|
| 10号 | 尺玉(一尺玉) | 約30cm | 約280〜320m |
| 20号 | 二尺玉 | 約60cm | 約480〜520m |
| 30号 | 三尺玉 | 約90cm | 約550〜650m |
| 40号 | 四尺玉 | 約120cm | 約700〜800m |
開花直径は打ち上げ条件により幅があります。四尺玉は打ち上げ高度も約800mに達し、頭上に巨大な光の球が広がります。
一覧比較表(大玉の大会・玉サイズ順)
| 大会名 | 大玉 | 開催日 | 都県 |
|---|---|---|---|
| こうのす花火大会 | 正四尺玉 | 10/10(土) | 埼玉 |
| 片貝まつり | 正四尺玉 | 9/12(土) | 新潟 |
| 長岡まつり大花火大会 | 正三尺玉 | 8/2(日) | 新潟 |
| 蒲郡まつり納涼花火大会 | 正三尺玉 | 7/26(日) | 愛知 |
| 熊野大花火大会 | 三尺玉(海上自爆) | 8/17(月) | 三重 |
| 枕崎港まつり花火大会 | 三尺玉(九州最大級) | 8/2(日) | 鹿児島 |
| 神明の花火大会 | 二尺玉 | 8/7(金) | 山梨 |
| 阿賀野川 ござれや花火 | 二尺玉 | 8/25(火) | 新潟 |
四尺玉——世界最大級の大玉
日本で正四尺玉を打ち上げるのは、ごく限られた大会だけです。
こうのす花火大会(10/10・埼玉)
「正四尺玉」で知られる大会。2014年に打ち上げた四尺玉は重量464.826kgで、「世界で最も重い打上花火」としてギネス世界記録に認定されました。荒川の広大な河川敷から上がる四尺玉は、まさに規格外のスケールです。
片貝まつり(9/12・新潟)
新潟・小千谷の浅原神社の奉納花火で、世界で初めて正四尺玉の打ち上げに成功した大会(1985年)。玉の直径約120cm・重量約420kg、開花直径は約800mに達します。当時「世界最大の打上花火」としてギネスに認定された、四尺玉の"元祖"です。2026年は9月11日(金)・12日(土)の開催で、両日とも四尺玉が上がります。
こうのすと片貝はどちらも正四尺玉ですが、片貝が世界初の成功(初代記録)、こうのすが現在の「最も重い」記録保持という関係です。
三尺玉——各地に伝わる伝統の大玉
長岡まつり大花火大会(8/2・新潟)
日本三大花火のひとつ。復興祈願の「フェニックス」とともに、正三尺玉が信濃川の夜空に開きます。
蒲郡まつり納涼花火大会(7/26・愛知)
最大の見どころは正三尺玉。直径約90cm・重量約200kg近い大玉が、開花時には直径約650mに広がり、三河湾の海上を照らします。
熊野大花火大会(8/17・三重)
国の名勝・鬼ヶ城を舞台にした特別な大会。海上で炸裂する**直径約600mの「三尺玉海上自爆」**や、岩壁を震わせる「鬼ヶ城大仕掛」は必見。毎年8月17日に開催されます。
枕崎港まつり花火大会(8/2・鹿児島)
市民の寄付で打ち上げられる九州最大級の三尺玉が名物。サイレンを合図に上がる大玉が、南薩の夜空を焦がします。
二尺玉が名物の大会
神明の花火大会(8/7・山梨)
"日本の花火のふるさと"市川三郷町の大会。名物は二尺玉で、約2万発とともに笛吹川の河川敷を彩ります。毎年8月7日「はなびの日」に開催。
阿賀野川 ござれや花火(8/25・新潟)
市民協賛で運営される温かい大会。川幅を活かしたワイドスターマインとともに、二尺玉とフィナーレの大連発が見どころです。
大玉を楽しむ3つのコツ
- 少し離れて見上げる:三尺玉・四尺玉は開花直径が500〜800mと巨大。近すぎると全体が視界に収まりません。やや離れた場所から見上げると、大玉の丸い全景を楽しめます。
- 「音と衝撃」も味わう:大玉は開花音が数秒遅れて届き、体に響く衝撃も魅力。打ち上げの瞬間の光と、遅れてくる轟音の両方を意識して。
- 打ち上げ時刻と有料席をチェック:大玉はプログラムの見せ場に配置されがち。枕崎や片貝のようにサイレン合図で上がる大会もあります。人気大会は有料席が早く埋まるので有料席ガイドも参考に。
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掲載の開催日・玉サイズは2026年7月時点の公式・信頼情報に基づきます。プログラムや打ち上げ内容は年により変わることがあり、荒天時は中止・順延となる場合があります。最新情報は各大会の公式サイトでご確認ください。

